しょぎょうむじょうblog

日々、思うことについて

わたしとマイクロカプセル香害 ~対策と対処編2~

香害について調べたり情報を収集する中で、主にX(旧Twitter)を見ていたのですが、香害被害についてポストされている方が多いことに気付きました。

 

そこで、マイクロカプセル香害の原因となる製品を製造しているメーカーに電話やメールで問い合わせされている方もいらっしゃいました。

 

わたしもその方々に習い、三大メーカー(P社、K社、L社)に、御社の製品の香料や抗菌剤入りマイクロカプセルの影響で健康被害が出たり、移香で困っている、環境も汚染されているので、マイクロカプセル使用を見直して欲しい件についてメールを送りました。

 

返ってきた内容をそのまま引用は出来ませんが、

・安全性が確認できている成分を使用している

・香りが苦手な方もいるので、パッケージに周りに配慮して規定量を使用するよう記載している

・シーンによって使い分けられるように、香りの強度を記載している

・マイクロプラスチックは使用していない

 

要約すると、上記のような事が書かれていました。

健康被害が出ている件については、化学物質過敏症の原因は柔軟剤等の香りだけとは断定出来ない。だそうです。

謝罪の言葉は一切ありませんでした。

そして、何故か「マイクロカプセル」についてはスルーされました。禁句なのかな?

 

冷静に、ただ困っている事実を伝えたかったのですが、改善する気はないんだなと感じられて、ガッカリする気持ちもありました。

 

その後、大元である日本石鹸洗剤工業会にも、どうしてマイクロカプセル使用をやめられないのか?自衛が困難なので直ちにやめて欲しい旨を書いたメールを送りましたが、貴重なご意見ありがとうございます、と他数行の簡潔な返信しかありませんでした。

 

それから、マイクロカプセル香害をやめてもらうよう、ネット上で署名活動をされていたので参加。

 

それ以降も、リニューアルして更に強力になった製品のCMが流れており、愕然としたので、思わずP社に再度メールを送りましたが、やはり安全性を強調されるばかりでした。

 

一通り送ったところで、「あぁ、こちらの切実さは通じていないんだな」と感じたので、だったらメーカーではなく、他の所へ地道に被害を伝える事にしました。

 

・排気のニオイがひどいコインランドリーの会社

・梱包剤に移香があった生協

・パッケージに移香があった宅配飲料の会社

・段ボールから中身に移香があった運送会社

・商品に移香があったドラッグストア等

 

各所には、怒りをぶつけないよう冷静に礼儀を持って電話やメールで問い合わせたのですが、やはり精神的に消耗しました。

わたしは行動力がある方ではないのですが、香害被害を感じ始めた当時は、謎の勢いがあり行動に移せました。

 

(声をあげられずに我慢されている方や、声をあげる余力もない方もいらっしゃると思います…)

 

幸い、窓口の方は丁寧に対応してくださる方が多くてありがたかったです。

その後、改善されたケースは少ないですが…

 

それだけ、

・香害やマイクロカプセルの事について知っている方が少ない

・マイクロカプセル入りや香り強めの洗剤や柔軟剤の威力が強すぎる

・マイクロカプセル入り洗剤や柔軟剤ユーザーが大半を占めているので、移香に気づかない

・CMが頻繁に更新され、高頻度で流されているため、ユーザーが増え続けている

・リニューアルの度に成分や香料が強くなっているのでは?

等の要因で、香害や移香が防ぎきれていないのではないかと、わたしは思います。

 

TVで滅多に香害についての情報が流されないのは、PKL社が巨大スポンサーだからでしょう。

(ささやかな抵抗ですが、PKL社のCMが流れる度にミュートかチャンネルを切り替えているし、製品を不買しています。)

 

 

他には、自治体の消費生活センターに電話をしました。

「消費者ホットライン188(いやや)」へかけると、近くの消費生活相談窓口を案内してくれるサービスもあります。

わたしは、自治体の窓口の電話番号を調べて直接かけました。(通話料はかかります)

 

こちらへの、柔軟剤のニオイによる声が多く寄せられて、5省庁による香害周知ポスターが作られた経緯もあるそうです。  

 

わたしも、被害報告を一件でも増やしたい思いで電話をかけたのですが、担当の方がどのような事で困っているのか丁寧に聞き取りしてくださって、更にこちらの体調への心配までしてくださる心優しい方で、思わず涙しました。

 

香害を感じた商品の名前まで特定出来なくても、「香りの害と書いて、香害についての相談です」と最初に伝えるとスムーズですと、発信されてる方のポストを見て参考にさせていただきました。

 

正直、電話をかけたりメールを書いたりするのは、心身に負担を感じることもあります。

「これって、クレーマーなのでは?」との考えも過った事もありますが、冷静に丁寧に、相手も同じ人であることを忘れずに伝えることを心がけました。

最後に、意見を聞いてくれたことへの感謝の言葉も添えるようにしています。

 

黙っていては、ただただ状況が悪化する可能性が高いので、これからも無理のない程度に自分に出来ることをしていきます。

 

おかしいことはおかしいと、ひとりひとりが声をあげていけば、状況は好転すると信じています。